ごあいさつ
「書は人なり」と申しますが、書に限らず画・音楽・彫刻など、すべて人間の創り出したものは、皆その人らしい姿をしています。
しかし、その中でも「書」は、何よりも一番その人に近いものを示すのではないかと思われます。
書の中でも私が専門とする仮名は悠久の時の流れの中で、育まれた美しい伝統の文字であり、日本の心そのものです。
それを伝承しながら、現代に生きる私の想いで表現をしたいと、作品創りをしております。
これからも魂の向上と技術の練磨を怠りなく、さらに精進してまいります。
阿部 朱昂